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ドカ雪と桜の木
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2011年02月04日〜2012年02月04日 / 写真3枚
長岡ホテル情報
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旅行に出かけたわけでない。私が住んでいる長岡市の、それも近所の公園の桜の写真である。
この大雪の中で雪に覆われている桜の木が美しくもあり、逞しくもあるので投稿させていただく。大雪を知らない方から見ていただきたいだけで、何の魂胆(野心)もない。これは「不適切」なんて、事務局でボツにされてもいたしかたない。今日もしんしんと雪が降り続くだけである。
新潟県は今年もまた、大雪である。これで3年連続だ。以前は大雪の年があると、その後、10年程は小雪が続いた。5年前が大雪だったが小雪の年は2年だけで、それから毎年大雪である。
地球温暖化に原因があるらしい。日本海で蒸発した水分が雪雲となり、シベリアからの寒風が雪雲を日本列島に運ぶ。雪雲は重いから日本列島の中央部に聳える高山に突き当たって、日本海側に大量の雪を降らすのだそうだ。
それを聞くと「なるほど」と納得するが、連日、メガトン級の雪に襲われる日本側の住人にとっては被害甚大である。30年くらい前まで日本海側を「裏日本」という表現をした。「裏とは何たること。人種差別だ」と、地元権力政治家が反対してその言葉が死語になってしまった。私は「裏日本」という言葉が好きだった。もう一つ死語になりつつある言葉に「ドカ雪」がある。一晩に1mも雪が積もると「ドカ雪」という言葉で表現したが、今、「豪雪」という表現に変ってしまった。「ドカ雪」の方が表現としては適しているので死語にしたくない。
私の家の隣は小さな公園である。この公園に3本の染井吉野がある。これは5日前に撮った写真だが雪に覆われた桜も風情がある。春になると近所の人が集まって花見の宴をして楽しむ。
この公園の桜は私に深く関わっているのである。平成元年まで、わが家はここで、私立保育園を経営していた。(昭和36年両親設立)一時は140人の園児がいたが、時の流れと共にに幼児がいなくなって閉園した。今、公園なっている3分の一は保育園のグランドだった。園児が卒園する時、植えた桜が20本以上あった。市の公園になる時、北側の3本を残して市は伐採してしまった。
あの時は自分の身を切られるように辛かった。幾夜も泣いた。(ゆらのと徒然草57参照) 私が、桜に関心を持つようになったのはこのことが起点かも知れない。私は今、残った3本の桜を、わが子のように愛しんでいる。
今日、久しぶりに雪雲の間からお天道様が顔を出した。桜の幹を覆っていた雪が落下しだした。 私は桜の木に近づいて驚いた。一本の太い幹が雪の重みに耐えられなくなって引き裂かれいたのである。
日本の古事・ことわざに「桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿」というのがある。好きな言葉ではないが、桜の枝を選定して切るとそこから幹が腐って枯れてしまう。梅は選定した方がよい、という教訓である。
ドカ雪で引き裂かれた桜の枝か腐り、桜が枯れない事を祈った。
ドカ雪に
裂かれし桜の
生祈る (注: 生=命)
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写真を拡大する | 3本の桜のうちの2本。右側の桜の幹はこの時は未だ裂けていなかった。
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写真を拡大する | あまり雪が多くて、もう捨て場がない。ドハデなアノラックを着ているのは雪に埋もれた時見つけやすいため。
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写真を拡大する | この裂け目から腐りだして枯れないことを祈っている。
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