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夏休み気分と肴を味わう
近畿地方 >> 和歌山県
2010年08月06日〜2010年08月08日 / 写真25枚
和歌山県ホテル情報
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夏休みのない業界に身をおいているが、久しぶりに小中学生みたいな夏休み気分を楽しみたくなって、海を見に行った。
7月に行った下田のように、ゆったりときれいな海のある風景を見て、美味いものを食べたい。
そう思って、まず第1に頭に浮かぶのが、お気に入り、加太の『大阪屋ひいなの湯』さん、ここは、ゆったり、きれいな海の風景、美味い、全てが満足できるのに加えてアットホームなホスピタリティ。そろそろ行きたいウズウズが発症するので即決定。
せっかく、夏休み気分を楽しむならもう1日ということで、南へ足をのばして勝浦の手前、夏山温泉『もみじや』さんへも行くことにした。
ひいなの湯は、2010年2月の旅行記(偶然と必然@加太)でも触れているので、今回の紹介は簡単に。
前回と違うのは、料理長さんがこだわり抜いた食事処のリニューアルが完成。明るくて柔らかい雰囲気。
特に、紀州材をムクでふんだんに使っていて見た目も手触りも柔らかい。これなら、冬の湯上りに足が冷えることもないだろう。温泉宿ならではの配慮。木の素材の良さをよく知った人の仕事。
硬いフローリングの家に住まう人が多い中、木の本当の良さが分かる人が少ない。木をウレタン等で塗装したものを見て『木はいいね〜』という人も多い。塗装してしまうと手触りも機能も樹脂と同じなのに。
食事は、ハモを中心とした豪華な献立に加えて、珍しいものがあったら追加でとお願いしたところ、夏クエ・黒アナゴが登場。どちらも初めて。
クエは焼いていただいた。46kgもあったとのこと。うちの家内といい勝負?適度に油が染み出してさっぱりと上品な味。黒アナゴはしゃぶしゃぶとお造りでいただいた。お造りはコリコリと皮の歯ごたえ抜群で珍味感。お酒をいただくのに合う。
お酒も、オススメをいただいた。
株式会社世界一統の純米吟醸『南方』。甘口好きの家内も喜ぶ味。味はしっかりしていて魚に合う。美味。このお酒を選んでくれたスタッフのK氏はお酒を飲む人ではないが、なぜ料理に合うのが分かるのか。酒呑みとしてやられた気がした。
ここへ来ると、何か驚くことがあり、いつもやられた気がする。いや、やられに来てるのか。
翌朝、いつもより少し早めに宿を出て、目指すは夏山温泉。
移動は、久しぶりに18切符を使い各停に乗った。(学生の頃は、北海道まで18切符で何回か帰った。もう、さすがにすんな体力も気力も時間もないが。)
特急を使うと3時間30分で着くところを、5時間20分かけてゆったりと移動する。
食事は、駅弁と思っていた。が、頼みの大きめの駅である紀伊田辺は駅弁なし、白浜で改札を出て売店でやっと手に入れたパンダ弁当。予定外だが空腹には勝てない。
車内で近くに座った50歳前後の独り旅の男性、ビールを飲み景色をゆったりと眺め、列車すれ違いのたびに、降りてカメラを構えている。デジタル一眼レフはおじ様にはたまらない高級玩具のようだ。骨休めを楽しんでいるご様子。
和歌山から2回乗り換えて湯川駅到着。宿へは2キロ位、道も右折1回と簡単なので、散歩がてら歩いた。
夏山は鳥獣保護区に指定されているようだ。そう思って見ると、電柱の頂上に留まっているトンビがタカに見える。
途中、トンネルを通る。歩いてトンネルを通る経験ってあまりない。
トンネルを抜けるとそこは、、、野生動物のオアシスかと思ったら、、、子猫が3匹必死に鳴きながら現れた。集落も遠いし親猫もいないってことは捨てられたのだろう。捨てるんじゃない、しかもこんな食べ物に困る山の中に捨てるんじゃない。エサをやれば人になついて、いつか自動車にはねられるかもしれないので、無視して歩いた。
海岸線に出ると宿に入る細い道が左に現れる。ネット情報では道が分かりにくいやら看板を見落とす等書いてあったが、徒歩なので見落とす心配もない。
一瞬、廃校跡かと思うような、想像以上にレトロな建物が現れた。本日の宿である。
推定70歳くらいのご主人曰く、昭和25年創業当時からの建物とのことで、自分が泊まった中では三朝温泉旅館大橋さんの次に年季の入った宿だ。
ご主人自ら、部屋へ案内していただき、丁寧に挨拶いただいた。 風呂は近畿には珍しい硫化水素泉で、しっとり。湯船から桶で湯を汲んで流す昔ながらのスタイル。当然、シャンプーなどない。固形石鹸は置いてくれていた。
食事は鯛そうめんが美味。潮の味が絶妙。
翌朝、ご主人がステテコ姿でズボンを持って部屋の前を通り過ぎた。そして、玄関でズボンをはいて『駅までお送りします』って、我々のためにズボンをはいてくれた模様(笑)。アットホームなホスピタリティーにも色々あるようだ。
帰路、紀伊田辺で昼食のため途中下車。
駅前の食堂で、カツオの造り、サンマ寿司、ウツボのから揚げ。
往復旅費1人6,450円で夏休み気分満喫、おなか満腹の旅だった。
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