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pianoさん 写真
トラベラー名piano
登録日2006年08月11日
渡航国10ヵ国
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pianoさんの旅行記の内容


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原チャでゴー第18弾−ベンガラ色に染まる町 吹屋ふるさと村再訪− 
中国地方 >> 岡山県 >> 総社・高梁・新見 >> 備中高梁
2007年09月15日〜2007年09月15日 / 写真39枚
備中高梁ホテル情報
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残暑お見舞い申し上げます。

今や私のライフワーク(ププ,何て大げさな…。)となったと言っても過言ではない,原チャでゴーも近頃とんとご無沙汰,最新弾も今を遡ること40日以上もの月日が流れ最早遙か古の趣が、常日頃、東南アジアの片隅を当て所もなく彷徨う私にとって夏は独壇場と思われがちですが、さに非ず、酷暑の夏は部屋に引きこもりクーラーの前に陣取りビールをチビチビ舐めるように飲むのを無上の楽しみとしており、これについては先祖代々我が家に引き継がれてきたものであり行く行くは息子にも必ずや伝授をばと考えている次第です、故に地獄の釜の蓋が開いたような日本の夏にフルフェイスのマスクを被って原チャに跨るなど正気の沙汰とは思えず、ひたすら頭上を夏が過ぎ去るのを待っていた次第でありやす。

でもって、本日,暦の上では秋到来とは言え、依然頭上にはガルルルと歯ぶしをむいた灼熱の太陽が殺人的な日差しを満遍なく振りまいている有様、オロロロロ、私としたことがこれはフライングと家に戻りかけたものの、否否、男たるもの一旦、旅を志した上は命を賭してその遂行にあたるべしと勝手に息巻き、出立いたした次第でござります。

で,今回の目的地「吹屋ふるさと村」は過去に旅行記を記したものの,思い出すのも忌まわしい,謎の掲示板消失事件の犠牲者となり消え失せた幻の土地であり,再訪はかねてからの念願であり,見事リベンジを果たせたか否か,結果は如何に?
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気温は既に30℃を優に超え、天空にはガルルルと歯ぶしを剥いた凶暴極まりない太陽が容赦なく殺人的な熱線を放ち、余りに無慈悲な仕打ちにこちらも負けてなるものかと太陽に向かって同じくガルルルと吠えてみるものの、所詮負け犬の遠吠え、子供を連れたご婦人からは「坊や、変なおじさんに近寄らないようにしましょうね。」と変人扱いされる始末、ああ無情…。所詮人間は自然の猛威にはお手上げと言うことなのか…。

原チャに跨ると、一路180号線をひたすら西へ、市街地はアスファルトが焼け、無性に暑い、暑い、暑い、既にフルフェイスのヘルメットの中はサウナ状態となり、滴る汗は滝となって路上に溢れ、濁流となった汗は住民を飲み込み数多の犠牲者を出す始末(嘘)

180号線を高梁川に沿って北上し、城下町高梁市にて川を渡り、今度は再び西へ、西へ、西へと曲がりくねった登坂路をひたすら疾走するうちに、辺りはコスモスの咲く高原地帯へ、さすがの猛暑もここまでは追ってこず、ヘルメットの隙間から入り込んでくる風にも僅かながらに秋の気配が感じられる心地よさ、途中の休憩所で汗に濡れた顔を洗うと辺りに漂う爽やかな風が頬を撫で、ああ生きていて良かったな〜、としみじみと思う次第でありました。
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古式蒼然とした酒屋が町の中ほどにポツンと佇んでいます、と言っても町自体が時代の流れから隔絶したようなものですから、全然違和感はないのですが、繁盛しているのか、鄙びているのか凡人の私には全く持って分からないのすが、店内は意外と整然としていてそれなりに商売になっているのだろうかと首をふりふり出てゆきました。


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またたび焼酎、またたびリキュールなるものが売られております、またたび焼酎にいたってはますます元気と、何が元気になるのか下世話な話ではありますが気になります。

店主から不思議な話を一つ、数日に一度、いつも閉店間際の夕暮れ時に子供が徳利を持って現れ、父親の使いとのことまたたび焼酎を求めに来ます、子供は近所では見かけない顔で不審に思った店主はもしやこれは
化け猫の類ではと思い、ある日勇気を奮いそっと後をつけてゆきました、ひたひたと後を追ううちに辺りは鬱蒼とした樹木に覆われた深山の中に、子供は徳利を子供を抱くようにして抱え、古ぼけた小屋へ身を滑らしました、「ああ、これはまさしく狐狸妖怪の住処に違いない。」そう思った店主は勇気を奮い、戸の隙間から中を伺いました、「おうおう、何時も悪り〜な〜。」と2,3人のヤンキーが煙草片手にたむろっていました。そう、子供はパシリだったのです。チャンチャン。
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標高500mの山嶺に江戸時代から明治にかけて中国地方筋第一の銅山町に加え、江戸時代末期からベンガラという特産品の生産が始まり、幕末から明治にかけて「ベンガラの町」として全国に知られました。
昭和49年12月岡山県指定「吹屋ふるさと村」に、昭和52年5月文化庁選定 国の重要伝統的建造物群保存地区として選ばれ、ベンガラ格子に石州瓦の商家・町屋の町並みを多くの観光客が訪れるようになりました。
横溝正史の推理小説でおなじみの「八つ墓村」のロケ地として、昭和52年には渥美清、平成8年には豊川悦司が扮する金田一耕介が訪れなぞ解きに挑戦しました。また、「獄門島」や「裸の大将」などの撮影も行なわれ全国的に知られました。

とさ。

余談ではありますが、私も学生の頃一時期、横溝正史の沈美な世界に嵌り込みました。
横溝正史は戦時中に疎開先の岡山を舞台にした作品を数多世に送り出し、その所為か岡山はオドロオドロしい殺人鬼の彷徨う県として近隣から恐れられ、ここ吹屋も観光地でありながらその暗い影により旅人の足を遠のけることになり日中も人影がなく死に絶えたような有様です…。

あああ、またいつもの嘘が口からペラペラと流れだし、鼻は伸びるし、県民の皆さんの怨嗟の眼差しを受けることになるし、困ったものです。えへ。
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ここが彼の有名な黄金荘です、エ?知らないって?あの黄金荘ですよ!ああ、黄金荘の名を知らぬ人がいるなど想像だに出来ません、世も末、世紀末です、否、世紀末にはほど遠いか、とにかく、なにより黄金荘です…、で、黄金荘って何よ?
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ベンガラ色はサクラ色にも似て町全体に春にも似た華やいだ雰囲気がそこここに漂っています、が、何せ人が居ないのでは華やかさも遙か何万光年先の銀河系の果てまで吹っ飛んで行くのも致し方なく、高原の涼やかな風もかえって寒々しく思えるのは単なる思い過ごしなので在りましょうか?これも横溝正史先生描く沈美で禍々しい、血塗られた世界の所為かと思うと1ファンとしては、愛県心(お〜、そんな言葉が俺の口から発せられるのか?)との狭間に煩悶する今日この頃であります。
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ベンガラとは、インドのベンガル地方から由来した名とのこと、遙か異国の地に端を発した名前が大海原を渡り、ここ岡山の山奥に落ち着いたのも何やら因縁めいたものが感じられるのは私だけでしょうか、そう言えば先ほどインド象に乗ったサリーに身を包んだ女性に会いました、彼女は恥ずかしそうに「ナマステ」と挨拶をすると象と共に何処かに消えてゆきました、ああ、ここはインドなのか…。(嘘)
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麻田百貨店です、吹屋の大丸、三越と言ったところでしょうか?玄関に蓑が掛かっていますが吹屋ではまだ傘が普及していないのでしょうか?(おお、これでまた岡山での居場所が無くなってしまう。)店内は思いのほか広く愛想のいい店主がいましたので「すいません、フェルガモのバックは在りますでしょうか?」と聞いたところ、「ふぇる鴨?ん〜?聞いたことねえなあ、ああ、それよりお兄さん合鴨なら絞めたての良いのが在るけど買ってくかい?」(ああ、これで確実に岡山から夜逃げすることになりそう。)
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古色蒼然とした看板がぶら下がり、これまた古色蒼然とした佇まいの旅館「松栄館」、一夜の宿を請いに訪れたところ、看板は往時を偲ぶもので、現在、旅館業は営んでいないとのつれないお言葉、寂しいので記念に看板を頂いて帰ろうとしたところ,後ろから心張り棒で強かに後頭部をどつかれました。(嘘)
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吹屋小学校です。木造建築の校舎で現役のものとしては国内最古のものだそうです。鉄筋コンクリートに固められた味気ない木綿豆腐のような現代の校舎に比べ何と暖かみが在るのでしょう。気のせいか暖かみの所為で湯気が立っているような?、ウッ!これって単に猛暑がもたらす陽炎じゃん!オヨヨヨ、私としたことが何たる失態、日陰に避難、避難と…。
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歴史の積み重ねが持つ独特の風格と、木の温かみを兼ね備えた素晴らしい校舎です。幾多の生徒がこの校舎から旅立ったのでしょうか、冬は冷たい隙間風も吹き込むことでしょう、階段もガタピシ軋む事でしょう、でもそれらの不便さを補って余りある豊かさがこの校舎には詰まっているの様に思えます、明日は運動会だそうです、この校舎も子供らの嬌声を聞きながら暖かく見守っていることだと思います。

今回は、落ちはありません、悪しからず。
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ラフォーレ吹屋です、アンティークな外見が吹屋の町にマッチしたこじゃれた宿泊施設です、こじゃれた分だけ田舎にも関わらずちと高めです、きっと私は泊まらないでしょうケチだから〜、るるる〜♪
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ばあちゃんギャラリーです〜、吹屋のおばあちゃん珠玉の作品の数々、吹屋の苔と草花で作られた渾身一滴の一品とのこと、日本苔マニア連盟の1員としては決して見逃すことの出来ぬコレクションで御座います、一品、一品まさに眼を皿のようにして眺めていると、中から暇そうなおばあちゃんが出てこられましたので、吹屋における苔の実態と将来について建設的な意見交換を行い充実した一時を過ごしました。
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吹屋の古い町並みにマッチした時代劇めいた郵便局です、ポスト改め書状集箱がちんまりと佇んでいます、とは言え今や21世紀の御代、郵便集配車ぐらいはこの町でも集配に回ってくるのだろうと思っていると、目の前をいなせなお兄さんが書状を携えて疾走してゆくではありませんか!
ああ、この山間の町では今でも飛脚が山を越え家々を駆け巡っているのでありました。(嘘)
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侘寂の世界に似つかわしくない大きな土産物屋です、「御土産あさだ」と書いてあるところを見ると斜向かいの麻田百貨店の傘下のグループ会社なのでしょうか?この2店舗でもって吹屋の町の富を牛耳っているように思われます、彼のような山間の町にも覇権争いが存在すること自体不毛に思われるのですが、やはり資本社会の波及は恐ろしいものです。
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郷土館にて周遊券を買い求めました800円也、旧片山家、笹畝坑道、広兼邸を見て回れるものだそうで、個々で支払うより少しお得だそうです、幾らお得なのか、果たして本当なのか真相のほどは受付のおばちゃんに気の毒なので聞くのを躊躇いました、たぶん安いのでしょう。
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この家は、弁柄窯元片山浅次郎家の総支配人片山嘉吉が分家され、明治7年頃より企画し本家の材木倉より良材を運び、石州の宮大工、島田綱吉の手により、明治12年3月に完成されたものです。当時の模様が最もよく保存されているいるので、当主片山恵資氏に請い、郷土館としています。

とな。

中庭に薄らと苔むした灯篭を発見しました、自他共に認める苔マニアの私としては頬ずりしたくなる心を必死に抑えカメラに収めました、ああ素晴らしきかな苔ワールド。
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この家の特徴は、木組は巨木を使い、細部は巧緻というほかなく、ことに座敷の書院まわりは、生漆と弁柄で塗り上げ、それぞれに飾り金具を用いている。専門家も「これ程の良材と大工の手のそろった家は世に少ない。」と感嘆しています。

とな。

ふむふむ、これぞ匠の仕事って感じなのでしょうか、目立たないところにさらりと細工を施す、なかなか憎いものです。
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旧片山家住宅は、平成14年に所有者から成羽町へ寄贈を受け、重要伝統的建造物群保存地域の中核的な建物として平成15年から保存修理を行っていますが、主屋部分の修理完了を期に、平成18年8月から広く一般公開しています。
片山家は、宝暦9年(1759年)の創業以来200年余りにわたって吹屋弁柄の製造・販売を手掛けた老舗です。その家屋は、弁柄屋としての店構えを残す主屋とともに弁柄製造にかかる付属屋が立ち並ぶ「近世弁柄商家の典型」と高く評価され、平成18年12月国の重要文化財に指定されました。

とな。

何やら古めかしい家々の立ち並んでいる町並と思いきやいきなり、重要文化財とは恐れ入りました、先ほどまでの無礼の段平にご容赦、ってなことはさらさら思ってないのですが、なかなか興味深い町です。
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ちょっと手を加えるとアンティーク店で高値が付きそうな箪笥です、勿論歴史的価値のあるものを売買の対象にするようなことは蔑むべき行為だと思いますが、反面心の奥底で悪魔が「この箪笥一竿で、ヨーロッパ旅行か〜。」って囁いてます「背負って帰っちゃえよぅ。」って、ワ〜!おいらを犯罪者に走らせないで!
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広々とした居間です、これだけ広いとサッカーぐらい出来そうです、ただ、ここ吹屋は閑散としているのでメンバーが揃わないのではと言う危惧が考えられますので、ここはひとつボッチボール大会ぐらいで手をうちますか、って居間でボッチボールするなよな。
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これまたアンティークな照明器具です、ちょこっと手を加えれば骨董屋で高値が付きそうな…、どうも本日は犯罪者道まっしぐらって感じ、暫くは眼を伏せて歩いたほうがよさそうです、ゴン!!ギャ、柱に見事激突って、天罰かい?
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ガラス窓越しに手入れの行き届いた清楚な庭が眺められます、華美でなくそこはかとない美しさが心地よい庭です、女優で言うと宮沢りえちゃん?っておじさんの個人的な好みを優先して勝手にこの庭を「りえちゃんの庭」と命名しました、以後皆様もこの庭のことは「りえちゃんの庭」と呼ぶように心がけてください。

おいおい…。
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暗くて急な階段です、何やらおどろおどろしい雰囲気が漂ってます、きっとゲゲゲの鬼太郎なら妖怪アンテナがピンピン立っていることでしょう(古っ!)「妖怪黒階段」とか言っちゃって、夜な夜な階段を降りる人をその引出しに引っ張り込んじゃうとか〜、入り込んだ人の出た先は何と「ナルニア国」だったりして、ん?これってホラー?それともファンタジー?
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一見ロフト風な寝室です,って滅茶苦茶天上低いじゃん,これってドラえもんの押入かいな?ドラえもんならともかく,普通の大人なら間違いなくもろ天井激突です,屋根を突き破って吹屋の町を眺めたらさぞ気持ちがよいことでしょう,ってな訳無いか普通…。
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ベンガラ色に染まった暖簾が風にたなびいてます,ここも土産物屋なのですがご多分に漏れずお客の姿は見あたらず一抹の寂寥感が漂ってます,ヒュ〜ルリ〜ヒュ〜リ〜ララ♪何処からか石川さゆりの歌声が流れてきそうな雰囲気です,ここ吹屋に於いては観光客の数に比べ土産物屋の数が異常にに多く,このことによって各店舗間に於ける過当競争,価格破壊が懸念され,吹屋を心から愛する私としは(散々暴言の山を築いた挙げ句に言う言葉かい…。)心配で心配で食事も普段は茶碗山盛り3杯のところ山盛り2杯しか喉を通らない始末です。
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そろそろお暇を頂く時間が近づいてきました,今まで散々暴言,悪口の山を築いてしまいましたが本音を言うとこの町がとても好きです,ベンガラ色に染まった古い町並みは荒んだ心を優しく包み込んでくれ癒してくれます,山間部故の不便さから今一歩観光客の足が遠のいているのですが,もっともっと多くの人の眼に触れてもらいたい町です。吹屋の皆様今までの悪口雑言誠に申し訳なく存じます,これからも吹屋が素敵な町であり続けることを心からお祈り申し上げます。
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これが新たに世界遺産に登録された石見銀山…じゃなくって、吉岡銅山です。

吉岡(吹屋)銅山は、大同2年(807年)に発見されたと伝えられ、古書に備中の産物に関する記載があるが、吹屋の銅山としての記録は戦国時代尼子氏と毛利氏の争奪戦以来、江戸時代の初期一時、成羽藩の支配下であったが、大部分の間は、天領幕府直轄地で代官の支配下で稼いでいた。明治以後三菱金属の経営となり、附近の小山を吸収合併し、自家用発電所を設け、削岩機を使い精錬等の作業を機械化し日本で、初めて洋式溶鉱炉を造り、日本三大大鉱山の一つとなった。

とな。

と言うことで、残念ながら世界遺産はお・あ・ず・け…って、おじさんが言うなよな〜気色悪い、で、ともかくここが彼の有名かどうかは知らないが笹畝坑道です。
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坑道内は年間を通じて摂氏15℃と言うことで、冬は暖かく、夏は涼しいと至れり尽くせり。とは言うものの地球に住む1住民として、昨今の地球温暖化対策に於けるチーム・マイナス6%の提唱しているクーラーの温度設定28℃をせめてもの地球への恩返しと考えている自分としてはここの気温は異常に冷たく、先程まで首筋に流れていた汗はいつの間にか凍りつき、吐く息も瞬時にしてスターダスト現象により煌く氷の塵と化し、このままでは氷河期を迎えた恐竜の如く、この坑道に屍を晒すことになりかねません、寒さの余り睡魔が襲いますが「ここで寝てしまっては死んでしまう。」と必死で眠気を払いのけ、先へと進むのでありました、ああ、哀れpianoに明日はあるのか?
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狭く暗い産道のような坑道を抜けるとそこは雪国だった…,ってなことは在るはずもなく,遙か古に閉鎖され不気味に静まりかえった採掘現場のだだっ広いドーム状の空間が広がっています。往時は多くの作業員が汗を流し採掘していたとのことですが,今は見る影も無く寂しい限りです,と言うことで「寂しがりや王子」と命名します。(ワッ,臭い洒落…。)
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採掘現場を4〜5名ほどの団体さんが見学してます,吹屋ふるさと村観光周遊バスの方達のようです,この観光バス,7月から11月の毎週土日JR備中高梁駅から運行しており,吹屋の主立った観光地をガイドさんの懇切丁寧な案内付きで巡ると言うなかなかナイスなものですが,料金が3000円とちとお高めに設定されているにも関わらず,自由昼食と言うことで飯抜きです,ああ何と言う無慈悲な行いなのでしょうか,余りの怒りに両の眼から滂沱の涙が溢れて止まりません,この件に関し貧しき民衆の代表として断固抗議いたします,漆塗りのお重の松花堂弁当などと贅沢は申しませんがせめて握り飯ぐらい付けてくれ!!ああ,私としたことがつい取り乱してしまいました,こと食べ物絡みの話となると血圧が上がってしまいます。えへ。
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坑道を抜けるとそこは雪国だった…って,さっき言ったばっかしじゃん。で,先ほどまでの天然冷蔵庫のような坑道内の涼しさは遙か古に去り,そこは残暑の太陽が降り注ぐ真昼の山中,暑っ!!気温の急激な変動により眼鏡のレンズが真っ白く曇りお先真っ暗,オロロロと慌てている間に足を滑らせ,見事麓までの階段を転げ落ち,強かに打撲しましたが,お陰で早く麓にたどり着けました,災い転じて福となすとはこのことか?
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事件ですよぅ〜,金田一先生!!

広兼邸は大野呂の庄屋で、同家2代目元治が享和・文化のころ小泉銅山とローハ製造(ベンガラ)を営み巨大な富を築き、二階建ての母屋、土蔵3棟、桜門、長屋、石垣は文化7年(1810年)の建築で庭園には水琴窟がもうけられており、規模、構造とも雄大な城郭を思わせる構えで今もそのままに当時の富豪を偲ばせている。

離れは大正の建築でお茶室、化粧部屋、客間、風呂などを備えたお座敷で当主の結婚式で一度使用されただけで以後は使用されていない。

映画「八つ墓村」のロケが昭和52年と平成8年の2度にわたり行われ、全国に放映された。

スゲ〜,まさに山城を思い起こさせる威容を誇る豪邸,ン〜これって,事件は会議室で起きてるんじゃない!広兼邸で起きているんだ!,って感じ?ン?これは「踊る…」か〜?

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まさに城郭を思い起こさせる威風堂々とした風格、ベンガラ大尽の面目躍如の感があります、よもや彼のような場所を舞台に血生臭い陰惨な事件が起きたなどとは…。などとつらつら思いながら佇んでいますと、辺りに不穏な空気が漂い、ふと振り向くと1人の婆様が杖を片手に立っております,と,いきなり「祟りじゃー 八つ墓明神の祟りじゃー」と叫ぶではありませんか!!「怖ぇ〜よ,母ちゃん!!」と転けつまろびつ,ほうほうの体で門をくぐりました。ああ,時空を越えて,八つ墓の祟りは存在しているのですね,金田一さん!!

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ドッチボール大会PART2です。と言えども旧片山邸以上に人口密度が希薄なこの地で彼の様な大会を催すこと自体土台無理って感じありあり、よって本日は臨時ボーリング大会を催すことに決定!!、と張り切ったものの集まるのは爺婆様ばかり、ボーリングのボールを握ったとたん冥土からのお迎えが来そうな雰囲気です、ああ、これも八つ墓の祟りなのでしょうか?
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庭の片隅に水琴窟を発見、が、耳を近づけてみるものの、ポチャリとも音がしません、これは一体如何したものでしょう?広兼邸の七不思議?、いやいや世界の七不思議に登録すべく岡山県民こぞって働きかけをしようではありませんか、見事登録の暁には、観光客が世界からわんさかこの怪奇現象を一目見ようとこの村へ押し寄せてくるでしょう、開発と環境破壊の両面を視野に入れ物事を進める必要があります…、って、何お話だっけ?
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これまた苔マニアの私にとっては垂涎の逸品、永年の風雪がこしらえた自然の芸術であります、見つめているだけで心のさざ波が収まり明鏡止水の域に入り込むことができます、ああ素晴らしきかな苔ワールド、では次週のこの時間でまた会いましょう。
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猛虎の水墨画です、そう言えば今年のタイガース一度は瀕死の様相を呈していたのですが、一転反撃に転じるやいつの間にかAクラスにどっかと腰を据えています、羨ましいものです〜、弱小カープの姿を追いかけること幾年月、今年も底辺を彷徨い歩く、否、這いつくばる始末、何やら他人事とは思えぬ有様、そうです底辺に喘ぐカープに己の姿を見出したのですヨーロッパなんか行けなくて良い、モルジブも夢のまた夢、が、私には2本の足と原チャが有るではないか、おれも負けないから、カープも頑張ってくれ!!

できれば死ぬまでにもう一度胴上げ見たいな…。
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本日も根無し草の私めの放浪の旅にお付き合い有難うございます、改めて言いますが吹屋はとても心休まる場所です、近くにお寄りの際は是非是非訪れてみてくださいませ、私の拙い写真の何倍も素晴らしい風景があなたを歓迎してくれることでしょう。

では、良い旅を。

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